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赤ちゃんの「頭の形」ゆがみ相談


「この子の頭の形、大丈夫ですか??」


4ヶ月健診を担当した時に、多くの方から尋ねられた質問です。見た目ってやっぱり気になりますよね。



赤ちゃんの頭の形の歪みの多くは、”位置的頭蓋変形”と呼ばれる、向き癖によるものがおおいです。



頭の形のゆがみは見た目だけの問題でしょうか?


頭の形のゆがみが赤ちゃんの発達に影響を及ぼすわけではありません。


どんなことに困るかといえば

  •  耳の位置がずれることで メガネがかけにくい

  •  歯並びの問題

  •  帽子が脱げやすい

  •  髪型に気を遣う      などです。


赤ちゃんが常に同じ向きで寝ていると 段々と同じところに圧がかかり、次第に頭の形が歪んでくるのです。

眠る赤ちゃん

この頭の歪みは 3-4か月頃がピークで、寝返りが始まると徐々におさまってきます。

ただ、歪みの程度が 強い場合は、そのままの程度で歪みが残ることが多くなってしまいます。

3‐4ヶ月までの赤ちゃんは、 ”タミータイム”を取り入れることがこの予防になります。


”タミータイム”って

タミータイムは”うつ伏せ遊び”の時間です。

慣れるまでは5分程度でかまいません。 おなかを下にして遊ぶ時間をとり入れます。

ハイハイする赤ちゃん

この時、決して 赤ちゃんの傍を離れず、目も離しません!! 必ず守ってくださいね。


大人は、赤ちゃんと同じ姿勢になって、赤ちゃんをおもちゃなどであやして遊んでください。

布団の上など、やわらかい場所は、危険なのでさけてください。


こういった注意は、乳幼児突然死症候群(SIDS)を避けるためです。


慣れてきたら 1日20分~30分 私は少しこれがしんどいなと感じるので 15分x2クールをオススメしています。

タミータイムのポイント

このタミータイムは、頭の形だけでなく 全身の発達にも良い影響があります。首や背中の筋肉の発達を促すことで、向き癖を予防し、首のすわりや、寝がえり、ハイハイ、お座りといった運動の発達にもつながります。


重症度の高い歪みは、ヘルメット治療の適応も


重症度の高いゆがみにはヘルメット治療が期待できます。


これは、ヘルメットをつけ、頭の歪みを治そうというものです。

首がすわるころに開始し、ほぼ常時ヘルメットを装着して過ごします。

必ず頭のゆがみが正常になるということを保障することはできませんが、必ず、現在よりは良い状態に持っていけますし、月齢が早いほど、その効果は期待できます。


ベビーバンド®️を利用したヘルメット治療の開始


当院では ベビーバンド®️を使用したヘルメット治療をはじめました。

まずは、タミータイムの指導、ゆがみの重症度の測定と、かくれた病気がないかをチェックします。(保険診療で行います。乳幼児医療の範囲内で行います。京都市の場合200円)


中等度以上で治療を希望された方は、オーダーメードのヘルメットを作製します。

ヘルメット治療導入の流れ

治療の開始は4‐5ヶ月齢をお勧めします。月齢が高くなると、十分な治療の効果が得られないためです。ヘルメットを装着後はおおむね1ヵ月に1回受診していただき、計測などを行いながら経過をみていきます。卒業はおおよそ9か月齢前後となります。


ヘルメット治療は、保険適応外のため自費での診療となります。当院では390,000円で行っています。


ベビーバンド®は通気性の良さ、洗えるので清潔を保てる点、デザインの可愛さが 私のおすすめポイントです。

ヘルメットかわいいよ

先日ヘルメットを制作してくれた赤ちゃんは イチゴの柄を選択されて、とってもかわいかったです❤ 嫌がらずにつけてくれて、こちらはホッと一安心。


治療をご希望の方は、まずは電話で予約をお願いします。

計測だけでも!!の方も、気軽にお申し付けください。



読んでくださって ありがとうございました。 (♥︎︎ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾⁾


提携





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